ストーリー
ある日、彼の拾った紫色に輝く石が、全てを変えた。
石は紫の糸となって、彼に寄生した。糸が与えたのは、人の精神を自在に操る力。
――彼は両親が残したマンションで独り、暮らしながら学園生活を送っていた。
だが、彼は飽いていた。どす黒い願望をくすぶらせながら。
ただ流れるだけの日常を打破する、己を満たすものを求めていた。
力に酔いしれ、人々を蹂躙し、陵辱する。そんな彼の前に立ちふさがる女生徒が現れた。
手には糸があった。紫の糸とは違う能力を持った、赤い糸。なす術もなく倒れ伏す彼。
しかし顔は笑っていた。唇の端を吊り上げるように。
窮地に追い込まれること。そこから這い上がり、相手を蹴落とすこと。
そのどちらもが、これまで抱いたことのない、至上の喜びに感じられた・・・・・・。
彼の、狂気と欲望と喜びに満ちた生活が始まる。
キャラクター紹介
■北条 葵(ほうじょう あおい)
肉体干渉の能力を持つ、青い糸を持っている。
長い黒髪をなびかせた“深窓の美少女”。広樹や茜からは一学年下の後輩にあたる。
そのはかなげな風貌の裏に、愛する者への強い依存性と、破壊願望とあわせ秘める。
彼女に対する姉・茜の愛情が逆に抑圧となり、彼女の心を歪ませていることに気づいた広樹は、
彼女を幼年期のこころとからだを持った少女に変えてしまう。
■北条 茜(ほうじょう あかね)
感覚干渉の能力を持つ、赤い糸を持っている。
赤みがかったショートヘアーの、健康的な少女。広樹と同学年。
幼くして母を亡くし不在の多い父の代わりに、一つしか歳の違わない妹・葵の保護者役をつとめる。
妹への過保護ともいえる愛情が、逆に葵には大きな負担となっている。
その事実を広樹にあばかれ愕然とした彼女は、姉としての自分の存在を問いなおしはじめる。
■橘 景子(たちばな けいこ)
大学を出たての女教師。
眼鏡をかけた童顔にセミロングの髪、グラマラスな肉体。
そのアンバランスさが男子生徒を惹きつける。
恋人に裏切られた過去の体験が彼女の心に深い影を落としている。
それが強い男性依存へと変質しはじめていることに、彼女は気づいていない。
広樹の紫の糸によって、その依存性が顕わになった彼女は、広樹の奴隷として仕えるようになる。
■北条 美佐子(ほうじょう みさこ)
茜・葵の父の再婚相手。
ウェーブのかかったロングヘアーがなまめかしい、まだ20代のグラマーな女性。
そんな彼女を、茜はどうしても母として受け入れることができず、距離を取って接している。
彼女のほうでも、二人の母の代わりをつとめられていないと自責の念を抱いている。